ローテ入り狙うカブス和田 カッター習得で“省エネ”投法確立
実質メジャー2年目の左腕がローテーション入りに必死だ。
カブス・和田毅(34)が20日(日本時間21日)、アリゾナ州メサで他の日本人選手よりも一足先にキャンプイン。
背番号「18」のユニホームに身を包み、初日からブルペン入りし、36球を投げるなど、精力的に汗を流した。練習の終盤には左でん部に違和感を訴え、大事を取って最後に組まれていた短距離走を回避。症状は軽いため、明日以降は通常のメニューをこなすという。
キャンプ、オープン戦では先発ローテーションの5番手をかけた若手投手との争いになる。渡米1年目の12年5月にメスを入れた左肘の不安から解放されたのだろう。今オフは投球の幅を広げるため、新球のカッターを習得した。相手打者のバットの芯を外してゴロで打ち取る投球スタイルを確立する狙いだ。
昨季は13試合に先発して4勝4敗、防御率3.25。故障明けだったこともあり、首脳陣の判断から1試合あたりの球数は約88球、平均投球回数は6回に抑えられた。今季は省エネ投球で、できるだけ長いイニングを投げる必要がある。