阪神・藤浪の“ゼロ封”を評論家絶賛「変身のきっかけになる」
「直球のシュート回転ですよね。藤浪はインステップする上、テークバックした右腕が背中側に入り過ぎる。そのために腕の振りが遅れてシュート回転してしまう。直すのなら投球フォームを見直さなければいけませんが、その必要はないと思います。それを武器にすればいい。踏むプレートの位置を三塁側から真ん中に変えるとか、シュートするのを前提に、例えば右打者の内角に投げる際は、捕手に今までよりボール2、3個分、内側に構えてもらうだけでも違います。要は投げる際の目付けと意識を少し変える。制球難やシュート回転を気にし過ぎると、自分を苦しめるだけです」(橋本氏)
この日の投球が大きなステップアップのきっかけになれば、4勝目を逃したことなど小さなことだろう。