疲労ピーク、起用にも疑問符 清宮「左膝痛で途中交代」の波紋

公開日: 更新日:

 加えて前日までの3試合でわずか2安打。日本代表の4番に座りながら、思うような結果が出ていない。精神的な焦りもあったはずだ。心身の疲労が膝に想像以上の負荷をかけたのかもしれない。

■首脳陣はなぜ一塁を守らせたのか

 この日は、今大会で初めて一塁起用された。夏の甲子園で痛めた左手親指に加え、左膝にもテーピングを施して試合に臨んだ。

 日本代表の西谷監督は事前に左膝に関する報告を受けていたが、状態が深刻だとは思わなかったようだ。

 同監督は「本人が出たがっていたし、テーピングをすれば大丈夫というので送り出したが、試合中も痛みがひかないというので交代させた」と説明。清宮に対して「そういうことはもっと早く言わないといけない」と注意したという。

 清宮は今大会、指名打者での起用が続いたことで、「リズムが違ったり、(守備につくことで)気持ちの切り替えができる部分はあった」と言っていた。この日も「守りたいと思っていたけど、改めて言われると久しぶりでしっかりやんなきゃという気持ちになった」と意気に感じた様子だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動