疲労ピーク、起用にも疑問符 清宮「左膝痛で途中交代」の波紋
31日の「U-18」チェコ戦の三回裏。清宮幸太郎(早実=1年)の途中交代が場内でアナウンスで流れると、ネット裏は騒然となった。
「2打席目、右飛に倒れてベンチに引き揚げる際に苦悶の表情を浮かべていた」
「どうやら左膝を痛めたらしいぞ」
清宮の故障情報が駆け巡る。試合後の本人は「試合前のキャッチボールをしたときから、膝に違和感を感じていた」と明かし、「これまで膝を痛めたことは一度もなかった。途中交代もシニア時代に腰を痛めて強行出場した時以来です」と続けた。
翌日以降の出場については「立っているのは問題ないけど、歩くときにちょっと変な感じがある。(今後は)明日起きて様子を見てですね」と語り、膝の状態と相談しながらになる。
入学から3カ月後に夏の予選が始まり、甲子園では準決勝進出。休む間もなく、代表に招集された。体力に勝る3年生でも疲れを隠しながらやっているくらいだ。1年生の清宮は体力面で多少のハンディはあるはず。「テレビで試合を見ていたら、清宮の目の下にクマができていて、疲れてるのかなと思った」と話す関係者もいる。