ドーピング疑惑晴れ…高跳び女王クチナ世界選手権出場へ
陸上界を代表する美女が国際舞台に戻ってくる。
国際陸連(IAAF)は11日、組織的ドーピングで資格停止処分中のロシア陸連から、15年世界選手権を制した女子走り高跳びのマリア・クチナ(24)ら、潔白が証明された7選手に個人資格での国際大会出場を容認した。これにより走り高跳びの女王は8月の世界選手権への出場が可能になった。クチナは金メダルが有力視されながら、昨夏のリオ五輪はドーピング問題に巻き込まれ出場停止。スポーツ仲裁裁判所(CAS)に処分停止を求めて提訴したが、認められず出場できなかった。
IAAFから出場資格を与えられたクチナは「処分を解除されたことはうれしいが、正当な権利を得ただけ。二度とこのようなことがあってはならない」と所属事務所を通じて談話を発表した。
15年9月のダイヤモンドリーグ・ブリュッセル大会を最後に国際試合から遠ざかっていたクチナにとっては、世界選手権に出場すれば、約2年ぶりの大舞台となる。フィールドにすら立てなかったリオでの悔しさをロンドンで晴らせるか。