8強進出の奥原希望 “絶対女王”への課題は環境への適応力

公開日: 更新日:

「応援してくれたファンの期待に応えられてよかった」――。

 バドミントン世界女王の奥原希望(22)が満足そうに振り返った。

 21日のジャパン・オープン(東京)女子シングルス2回戦。優勝した8月の世界選手権決勝で熱戦を演じたプサルラ・シンドゥ(22=インド)に21―18、21―8のストレート勝ち。ライバルを48分で退けて準々決勝進出である。

 これで今季の奥原はプサルラ相手に2勝2敗。先週の韓国オープンは決勝で1―2で敗れている。奥原によれば、韓国の会場は空調の関係からコート周辺に風が舞っており、スマッシュの力加減に戸惑い苦戦。特に「ネットプレーに泣かされた」(奥原)という。

 奥原は以前から、会場によって異なる広さや天井までの高さなどで距離感が掴めず、プレーの安定性を欠くことが珍しくなかった。自身が目標とする「絶対王者」になるには、環境への適応力も鍵になりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動