練習前に朝からお勉強…日ハム清宮が学ぶ「座学」の中身
「こういう世界もあるんだと刺激を受けました」
18日、日本ハムの清宮幸太郎(18=早実)がJRAの競馬学校に通う騎手の卵たちと交流。訓練用木馬の騎乗体験や懇親会を行った。
毎年恒例のこのイベントは、選手にとって異業種交流の場。日本ハムは新人選手教育の一環として、野球の練習に限らず頭やメンタルを鍛えるべく、こうした異業種交流の場を設け、さらに座学も行っている。
清宮も自主トレ期間中、全体練習開始前の朝、全14回(各45分間)の講義を受けている。プロ球団の組織についての説明に始まり、去る11日に行われた新人研修会の復習、トレーニング論や栄養学、理想の選手像とは、といった内容だ。先日は過去に大谷翔平(23)らも経験し、毎年の恒例となっている「プライベートでのトラブル対処法」について学んだ。
そのひとつが美人局対策だ。大谷のときはコワモテの男役から脅迫電話を受けた設定で、自ら実演。「球団に相談します。球団事務所を通してください」と冷静に対応したそうだが、講義を行う本村幸雄選手教育ディレクターによると、清宮はペーパーに記述する形で「ひとりでは対処しない。しっかり球団に相談する」と記し、満点の回答だったという。