歓迎式典にファン2800人 清宮人気は「大谷以上斎藤未満」
「普段より全然、人が多いですね。試合のときとは雰囲気が違います」
14日に行われた日本ハムの新入団選手歓迎式典。二軍施設に2800人が詰めかけた光景を見た清宮幸太郎(18=早実)は、さすがに驚いた表情を見せた。
式典では昨年11月に行われたファン感謝祭以来となる背番号「21」のユニホーム姿を披露。ファンの前で「三冠王を取ってみたい」と宣言し、拍手喝采を浴びた。この日発売された自身のグッズは、レプリカユニホームを除き、150枚用意されたフェースタオル(税込み2160円)など7種類が完売。期待と注目度の高さを物語った。
同日で入寮から1週間を迎えた。連日、千葉県鎌ケ谷市の二軍施設には多くのファンとメディアが集まり、この日は42社132人の報道陣が大挙した。もっとも、チーム関係者は「現時点の人気、注目度は大谷翔平以上、斎藤佑樹未満といったところ」と冷静だ。
3人の新人合同自主トレ初日を比較すると、清宮がファン500人、報道陣40社121人だったのに対し、2011年に入団した斎藤はこれを遥かにしのぐファン2500人、報道陣230人を集めた。13年の大谷はファン250人、報道陣は100人。当時、一部スポーツ紙は「ハンカチ王子の10分の1」と報じた。