ロッテ打線を手玉 オリ助っ人アルバースはモイヤーの再来
モイヤーは主にマリナーズで活躍した、イチローの元同僚。通算269勝の左腕だ。球は遅いが、打者を翻弄する技巧派という点では、アルバースも共通している。
「昨年から突然、ピッチングが良くなった。理由はシンカーの習得と、制球力の改善です。投球のメカニズムを根本から見直したようで、昨年のストライク率は71%。メジャーの投手は平均62%なので、アルバースは頭ひとつ抜けている。ストライクからボールになる球を振らせるのもうまい。その意味では、日本球界に非常に合った投手でしょう」(前出の友成氏)
モイヤーは50歳まで現役を続けた。遅咲きでも息の長い投手になれるか。