日本のプロは頭を使っているのかと疑いたくなる
ティーインググラウンドから見るとフェアウエー左サイドに数本の杉の木が立ちはだかっている。
その手前のラフに入れると、高さを出さないといけないのでグリーン手前に刻むしかない。
右はかなり広く感じられる。「右からドローボールを打ってください」と言っているようにもみえる。しかし、ドローがかからずに少しでも右に押し出すとボールは右に転がって、OBが手招きをして待ち受けているようなホールだ。
宮里は6アンダーまでスコアを伸ばし、あと2ホールで第3ラウンドは終わるのだから、安全にティーショットは杉の木のほうに打っておくべきだった。昨年の賞金王として、男子ツアーの人気を取り戻すためにも、若い人たちを引っ張っていくためにも、もっと頭を使ってゴルフをやって欲しかった。日本を代表して世界に出て行っても結果を出さなければならないのだから、常に設計者の意図を見抜いてゴルフをやって欲しい。