6月に猛復調で現実味が 日ハム近藤「打率4割」へのノルマ
日本ハムの近藤健介(24)に打率4割の可能性が出てきた。
6月は9試合連続安打をマークするなど打率.408と調子上向き。一時は3割2分台まで落としていた打率を、ここにきて.365まで上げてきた。
昨年はケガなどで57試合の出場にとどまったものの、打率.413を記録。NPBによればシーズン100打席以上で4割をキープしたのは、長いプロ野球の歴史の中でも近藤ひとりだ。
三冠王に3度輝いた落合博満は現役時代、親しい野球関係者にこう言ったそうだ。
「シーズン中にどんなボールでも打てる期間が10日から2週間くらいある。それがシーズンに3回はある。4回あれば打率4割を打てる」
要するに固め打ちが不可欠ということだ。
近藤はここまで3安打を含むマルチ安打試合が18。9試合連続安打を2度マークするなど、打ち出したら止まらないタイプだ。残り78試合。このままのペースだと計450打数になり、4割を打つためには計180本の安打が必要。現在65安打だから、あと115本打たなければならない。