6月に猛復調で現実味が 日ハム近藤「打率4割」へのノルマ

公開日: 更新日:

 1試合平均1.48本はかなり厳しい数字とはいえ、5月以降の28試合だけで自己最多タイの8本塁打とここにきて一発が急増しているのはプラス材料だ。

 シーズン最多安打記録(打率.389)を持つバース(阪神)も落合もパワーを兼ね備えていた。1989年に開幕から95試合と、最も長く打率4割をキープしたクロマティ(巨人)も、その年は自己最多の34本(1985年)に次ぐ33本を放っている。本塁打が増えれば、相手投手はそれだけ警戒して四球を出したり、コントロールに狂いが生じたりする。

 近藤は選球眼が良いうえに、四球が多い(36はリーグ3位タイ)。二塁打18はパ・リーグトップタイ。足も遅くない。ものおじしない性格でプレッシャーにも強いタイプだ。中田、レアード、大田と前後を打つ打者に一発があるのも、近藤のマークが緩くなることにつながる。

 近藤は高卒(横浜高)4年目の15年にリーグ3位の打率.326をマーク。早くからヒットメーカーの片鱗を見せていた。それから3年。大きなケガを乗り越え、さらなる経験を積んだ後に快挙が見えてくる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動