4割に最も近い男の秘密 日ハム近藤健介と大谷翔平の共通項
前人未到の4割打者への夢を抱かせる。
日本ハムの近藤健介(24)が24日のオリックス戦で3安打の固め打ち。打率・400ちょうどと、大台に乗せた。右に左に打ち分け、単打あり長打あり。1打席目から安打、二塁打、三塁打と順番にきて、サイクル安打は逃したが、ここまで19四球と出塁率・533もリーグトップ。選球眼の良さも高打率に一役買っている。
昨季は腰のヘルニア手術の影響で57試合出場にとどまるも、打率・413をマーク。最も4割に近い男といえる。
そんな近藤はルーキーイヤーから、球団内で高く評価されていた。
「近藤は、同じ高卒で入った上沢直之、松本剛、石川慎吾(現巨人)の4人で切磋琢磨し、新人のころから夜までよく練習していた。1年先輩の西川が夜中までマシンを打ち込むような選手で、彼の姿勢は近藤にとってよいお手本になったと思います」
こう語るのは、選手教育ディレクターの本村幸雄氏。日ハムの若手選手に課している日誌の書き方や目標設定の仕方も具体的で、頭で考えたことを文字にする能力が優れていたという。