日ハム斎藤は大炎上 “早大三羽烏”同日登板の悲喜こもごも
いまやすっかり「あの人はいま」である。
12日、なんの偶然か、早大ドラ1トリオが全員、同日登板を果たした――といっても、覚えているファンがどれだけいるやら。2010年にドラフト1位指名された、早大の斎藤(日本ハム=30)、福井(広島=30)、大石(西武=29)のことだ。
同一大学から3投手同時1位指名はドラフト史上初と話題になったが、プロ入り後はいずれも目立った成績を残せていなかった。
この日も、三羽烏筆頭の斎藤がやらかした。今季2試合目の阪神戦で、4回7失点。高山、中谷に本塁打を献上し、5四球と制球もボロボロ。吉井投手コーチはかつて「ボールはいいが、問題は集中力。打者が2巡、3巡すると打たれる」と話していた。その言葉通り、打者が1巡するまでは1点に抑えていたが、2巡目以降は6失点。
「調子どうこうではなく、結果的に失点してしまい、試合をつくれなかった」とは本人の弁である。
オリックス戦で今季初登板を果たした福井は6回4失点。打たれた安打は2本塁打を含む5本で、四球は1つ。畝投手コーチは「悪くはなかったが、全体的に球が高かった」と話すにとどめている。