指揮官との面談拒否し窮地 Gゲレーロはオフにトレードか
巨人の開幕4番を務めたアレックス・ゲレーロ(31)が“本性”を現したことで、チームでの立場が危うくなってきた。
コンディション不良のため、6月15日に登録を抹消されたまま1カ月が経過。球宴期間中の14日の練習日に高橋由伸監督(43)と今後を話し合う予定だった。が、これまで首脳陣が対話の機会を持たなかったことに腹を立てたゲレーロ側が何とこれを拒否したという。
中日時代の昨季、35本でセ・リーグ本塁打王。今季から2年総額8億円の大型契約で巨人に加入した。
しかし、開幕から4番を務めながら、60試合で打率.253、10本塁打、29打点と期待外れ。現在は二軍戦に出場しながら調整を続けている。
一軍に上げる理由がない。ゲレーロの抹消後、外国人枠で争う先発助っ人のヤングマン、メルセデスがともに勝利を挙げている。古巣の中日関係者がこう明かす。
「これまで猫をかぶっていたようですが、やっぱりなという感じ。とにかくプライドが高いので、周囲はそこを意識して接しないといけない。故障ならともかく、ピンピンしているのに二軍に放置するなら、首脳陣がとことん話し合って本人を納得させないとヘソを曲げてしまいます。対話拒否なんて序の口。そのうち、もっと大きな造反行為をするかもしれない。昨年、中日が強く引き留めなかったのも、そういう難しい一面があるからです」