巨人“残塁地獄”の元凶 ゲレーロ「スタメン落ち」のXデー
巨人が5日の楽天戦で今季最多タイの12残塁を喫した。これで4戦連続の2ケタ残塁となり、今季3度目の3連敗。最下位まで0.5差となった。
パッとしないのは開幕4番のアレックス・ゲレーロ(31)だ。「7番・左翼」で出場。2点を追う四回1死一、三塁で二直に倒れるなど、相変わらずチャンスに弱く、4タコに終わった。勝った楽天は3安打、負けた巨人は8安打。高橋由伸監督(43)は「(マギーを含めた)外国人がチャンスで打てない? 別にそこだけが悪いわけじゃないけど、やはりそういったところを期待している選手たち。何とか頑張って欲しいところはあるけどね」と不満そうである。
ゲレーロは先月の終わりに20打席連続無安打の不振に陥った。3割近かった打率は5日現在・264まで降下。得点圏打率は・233と「残塁地獄」の元凶となっている。
中日時代の昨季は35発で本塁打王。貧打と長打力不足解消の切り札として加入した。チーム内では岡本の10本に次ぐ9発を放っているものの、その岡本が「第89代4番」に座り3試合目。この日は追撃の適時二塁打を放つなど2安打と力強さを見せている。このまま和製大砲が定着すれば、ゲレーロの立場はますます危うい。不要論が噴出してもおかしくはない状況なのだ。