池江璃花子が日本新で2位 リオ“3冠女王”レデッキーに勝利
女子のエースが絶対女王に競り勝った。
9日に開幕した競泳の国別対抗戦パンパシフィック選手権(東京・辰巳)。女子200メートル自由形決勝で、池江璃花子(18)が1分54秒85の日本新記録で2位。
3位(1分55秒15)に終わったリオ五輪自由形3冠(200メートル、400メートル、800メートル)のケイティ・レデッキー(21=米国)を抑えて、主要国際大会初のメダル獲得である。
自由形の女王相手に終始、リードしてレースを終えた池江は「レデッキー選手に勝てたのは自信になりました」と笑顔を見せたが、2020年の東京五輪では、やはり「3冠王」が最大のライバルになりそうだ。
米国の名門スタンフォード大に籍を置く現役女子大生でもあるレデッキーは、これまで中長距離を重点的に強化してきた。レース後の本人によれば東京五輪に向けて、池江がメダルを狙う100メートル以下の短距離にも力を入れるそうで「今日は世界の強豪選手と泳げていい経験になった。今後も努力を続けていきたい」と、2年後に迫った五輪での雪辱を口にした。今年3月にプロに転向したばかり。五輪や世界選手権でのメダル獲得で、スポンサー企業から多額のボーナスも用意されているという。