肉体改造で“マッチョ”に 今季の池江璃花子はパワーで勝負
泳ぐたびに日本記録を更新する女子高生スイマーが、ビルドアップした。
2日、日本代表選考会を兼ねた日本選手権(3~8日)の公式練習が行われ、リオ五輪代表の池江璃花子(17=淑徳巣鴨高)は100メートル自由形などエントリーした4種目を泳ぎ込んだ。
冬の間はメキシコや豪州などで合宿。調整は順調のようで「すべてをやり切ることができたので、今回は日本選手権が楽しみで仕方がない」と笑顔を見せた。
これまで海外のトップスイマーと比べて見劣りしていたパワー不足を解消するため、昨年7月の世界選手権(ブダペスト)後、肉体改造に着手。通常の泳ぎ込みと並行してウエートトレーニングを取り入れ、海外合宿でも欠かさなかった。池江を指導する村上二美也コーチ(57)によれば、「自覚を持って筋トレに励んでおり、すべての数値がアップしている」そうだ。
実際、池江の二の腕は力を入れると、くっきりと筋肉が浮かび上がるほど。泳ぎも力強さを増しているそうで、1月の豪州合宿ではフォームは二の次で、上体の力だけで泳いでも大型の地元選手に競り勝ったそうだ。