成田美寿々が3勝目も…今のままでは東京五輪に出られない
【富士通レディース】
道のりは果てしなく遠い。
6位からスタートした地元出身の成田美寿々(26)が、6バーディー、2ボギーの68で回り、通算8アンダーで今季3勝目(ツアー通算11勝目)を挙げた。
18番グリーン上でのインタビューでは「2020年東京五輪に向けて精進していきます」とキッパリ。「東京五輪に出たい」というのは成田の口癖だが、国内でナンボ勝っても五輪の舞台に立つことはできない。
2年後の東京五輪の女子ゴルフ(埼玉・霞ケ関CC、8月5日開幕)の代表は原則1カ国2人。今年の7月8日~20年6月29日までの期間でロレックスランキングを基に算出。上位15位に入れば各国最大4人まで出場できる。
このポイントは日本より米女子ツアーの方が高い。例えば、畑岡奈紗(19=先週まで世界14位)が6月に勝った「ウォルマートNWアーカンソー選手権」の優勝は62ポイント。翌週の全米女子プロ2位でも50ポイント(優勝100ポイント)だった。ところが、先月の日本女子オープンは2位で13.2ポイント(同22ポイント)。成田(同69位)が今季勝ったサントリー女子やアース・モンダミン杯はそれぞれ19ポイントでしかない。