西武・菊池雄星が日本以上にメジャーで活躍できる根拠
そして何より大きいのは、何が何でもメジャーで投げたいという本人の意志だ。高校時代からメジャー志向が強く、プロ入りを表明した会見では涙すら流したほど。その気持ちはいまも変わらないという。
かつてメジャー挑戦した投手の中にはマウンドが硬いだの、ボールが滑るだのとボヤいたのがいた。自分の意思で米国にやって来たのだからその環境に適応してしかるべきなのに、結果が出ない原因を環境に求めるとは筋違いも甚だしいが、菊池にはその心配がない。
それどころか、英語もかなり話せるようになったと聞く。日本にいる情報提供者によれば、最近はチーム内の外国人選手としょっちゅうしゃべっているという。すでに日常会話は支障ないほどのレベルらしい。
なにも英語が話せるから活躍できると言っているのではない。いまからメジャーの環境に適応しようという意欲は、こちらで大きな武器になると言いたいのだ。
(メジャーリーグ覆面スカウト)