10年ぶりVで年俸増は確実 西武がCS本拠地開催で弾くソロバン
ギリギリの辛勝が理想だが、果たして……。
西武は今季、2008年以来となるリーグ優勝を達成。11月23日には所沢駅周辺で祝賀パレードを行うことも、16日に発表された。しかし、浮かれてばかりもいられない。10年ぶりの優勝ともなれば、契約更改で札束を山と積み上げなくてはならないからだ。
今のところは“タラレバ”だが、金庫に余裕がないわけではない。移籍濃厚といわれる菊池がポスティングを行使すれば、上限額の20億円が入ってくるのは確実だ。その一方で、今季初めてFA権を取得した浅村の残留交渉が控えている。浅村の今季年俸は2億1000万円。FA宣言すれば、争奪戦は必至。巨人、阪神、ソフトバンクといった金満球団が参戦となれば、3年10億円や4年12億円といった額になることが予想される。菊池が残す資金をまるまる使えるわけではないのだ。
そこで、きょう17日からソフトバンクを相手に繰り広げられるCSファイナルステージである。場所はメットライフドーム。本拠地でCSを行うメリットのひとつが、莫大な収入だ。