金満球団も獲得敬遠…菊池雄星の不安は左肩だけじゃない
菊池は左肩に不安を抱えている。今季も開幕後に左肩の不安で、ファームでの調整を余儀なくされた。しかし、菊池に及び腰の球団が不安視しているのは肉体的なキズではないという。マスコミ関係者がこう言った。
「地区優勝やプレーオフを狙う球団は、菊池の精神面を疑問視しているのです。例えばソフトバンクに弱いのは、苦手意識から投球リズムまでおかしくなって打者に主導権を握られるから。トレーニングや栄養に関して勉強熱心なのは知られていますが、テークバックやトップの位置にはセンチ単位でこだわっているそうです。必要以上に神経質というか、気にしなくてもいいことまで気にしてしまう。即、結果を求められる球団には、そういう精神面の弱さが敬遠されているのです」
菊池はしかし、精神面に問題を抱えながらも今季14勝(4敗)、昨季は16勝(6敗)した。獲得に本腰を入れているチームは左腕から160キロ近い速球を投げるポテンシャルの高さを評価しているのであって、今後、精神的にひと皮むければとんでもない投手になると期待している。だからこそ菊池は「再建中のチーム」に人気があるようなのだ。