クロマティ氏が巨人アドバイザーに 狙うはラミ監督の後釜
巨人がOBのウォーレン・クロマティ氏(66)とアドバイザー契約を結んだ。今季は8月から「ゲスト」として選手に助言を送ってきた。不振だった4番・岡本に「センターから右中間」などと助言。逆方向を意識付けさせることで、復調に導いた。来季はより「コーチ」に近い形でチームに携わることになる。
「球団史上最高助っ人」の呼び声が高い同氏は、1984年から巨人に7シーズン在籍。原監督と共に中軸を任され、89年には首位打者を獲得した。通算打率は驚異の・321。ファンと万歳三唱するパフォーマンスでも人気を集めた。
かねて「日本で監督をやりたい」と発信している。7月31日に原監督の監督通算1000勝を祝福した際にも「日本の監督、ヤクルトの監督になりたい。視聴率も上がるよ」とブチ上げたが、そのヤクルトは高津氏が新監督に就任した。それでもクロマティ氏は諦めていない。日本の全球団に興味があるという。
「巨人には岡本への指導力や外国人選手とのコミュニケーション能力を買われた。クロマティ氏はこれを外にアピールしたい。本人も巨人の監督が無理なのは分かっている。1年契約のDeNAラミレス監督の後釜を狙っているともっぱらです。DeNAの中畑前監督は現役時代は巨人一筋だったし、ラミレス現監督も巨人出身。パフォーマンスで人気だった。クロマティ氏は巨人出身の人気者という点で、中畑、ラミレス監督と共通点が多いと感じているようです」(球界関係者)