巨人・岡本が年俸1億円突破 若き主砲支えた「3人の恩人」
軽く1億円プレーヤーの仲間入りを果たした。
巨人の岡本和真内野手(23)が3日、都内の球団事務所で契約交渉を行い、6000万円アップの年俸1億4000万円で更改した。
巨人の高卒選手では、23歳シーズンで到達した松井、坂本に次ぐ3番目の早さで、24歳シーズンでの1億円突破を果たした。今季は主に4番打者として、全143試合に出場。2年連続の30本超えの31本塁打を放ち、打率・265、94打点で5年ぶりのリーグ優勝に貢献した。一方で夏前までは苦しい時期もあった。「いろんな人の支えがあって助けてもらいながら、技術もメンタルも成長できた。その人たちに感謝したい」と振り返った。
もちろん、一軍にコーチはいるが、若き主砲を救った人物は他にもいた。
まずは球団OBのウォーレン・クロマティ氏(66)だ。今年6月からチームに同行。臨時コーチのような形で岡本や外国人選手に助言を与えていた。いくら「原監督のゲスト」とはいえ、突然指導を始めたクロマティ氏に、当初は近寄らない選手が多かった。が、他人の目や立場などを気にしない岡本は、率先してコミュニケーションを図り、金言を授かった。「センターから逆方向」と英語で書かれた紙をヘルメットに貼り付けてまで、意識を徹底した。