試行錯誤のBジェイズ山口 同僚好調で敗戦処理に陥落危機
メジャーを代表するクローザーのジャイルズは3試合で防御率3・00と、まずまずの仕上がり。パノン(4試合で同2・45)、ロマノ(5試合を無失点)と左右のセットアッパーも順調な上、メジャーで実績のない若手投手も結果を残している。ここまでの投球内容で判断すれば、敗戦処理に回せるのは山口しかいないのだ。
山口は年俸約3億5000万円のほか、投球イニングに応じて最大で約1億5000万円のボーナスを得る。敗戦処理での起用が続けば、イニング数は稼げず、出来高も望めない。昨季、巨人で最多勝(15勝)、最多奪三振(188)、最高勝率(・789)の投手3冠を獲得した右腕が、屈辱的なメジャー1年目を迎えることにもなりかねない。
エンゼルス・大谷はマリナーズ戦に「4番・DH」で出場し、3打数無安打2三振。レッズ・秋山はダイヤモンドバックス戦で2打数無安打2三振、1四球だった。