ダルがコロナ感染?インフル陰性も調整遅れで開幕に黄信号
米国内でも新型コロナウイルスが猛威を振るう中、メジャー9年目を迎えるベテラン右腕がアクシデントに見舞われた。
カブス・ダルビッシュ有(33)が、体調不良を訴え、登板を予定していたレンジャーズ戦(アリゾナ州メサ)を回避した。試合前に会見したデビッド・ロス監督は「体調が芳しくない。チーム内にも風邪の症状を訴えた選手が何人かいるので、大事をとった」と話した。ダルはキャンプ地メサには姿を見せず、病院で検査を受けたところ、「インフルエンザは陰性」と診断されたという。
■「勝手にクラブハウスに入るのが嫌だった」
自身のSNSで前日から咳をしていたことを明かしたダルは「コロナの可能性がないとは言えない状況で勝手にクラブハウスに入るのが嫌だったので、先に球団に話したら登板がなしになりました」と現状を説明。「熱はないはずなので何もないことを祈ります」と、つづった。
ダルがコロナウイルスに感染したかは定かではないものの、チーム内でインフルエンザが蔓延しているのは事実だ。オープン戦初戦から3日間の静養に務めたロス監督の他に先発左腕キンタナが罹患。この日はダル以外にもキプニス内野手ら3人が離脱した。今後、さらなる感染者が拡大する可能性もある。