高卒2年目沼田が支配下昇格 今年の巨人ドラフトは育成多め

公開日: 更新日:

「はい上がる気持ちでやってきた。その気持ちは忘れない」

 巨人は5月31日、育成選手・沼田翔平(19)の支配下登録を発表した。沼田は紅白戦が行われた東京ドームで原監督と会見を行い、端正なマスクを崩した。

 旭川大高から2018年の育成ドラフト3位で入団した。身長175センチ、体重65キロとプロとしては細身の体形だが、2年目の今季は、2月中旬の沖縄キャンプから一軍に抜擢された。オープン戦はリリーフとして6試合に登板。6回3分の1を1失点、防御率1・42と安定した投球を見せていた。高卒2年目までの育成投手が、支配下選手になるのは巨人初。育成からの昇格は、今年3人目で日本人初となった。

 昨年、同期の育成1位入団・山下が一足早く支配下に昇格し、イースタン・リーグの首位打者を獲得したのも刺激となった。ファームの首脳陣によると、沼田の昇格の理由は、ボールのキレ、コントロール、スライダー、カーブ、チェンジアップといった変化球の精度の高さだという。

 チーム関係者がこう言った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動