中京大中京・高橋宏斗の慶大落ちプロ入り表明をどう見るか
「いずれはプロという夢があった。次の目標へ向かい、前に進もうと思った」
6日、中京大中京の154キロ右腕・高橋宏斗がプロ入りを宣言した。
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昨秋の明治神宮大会優勝投手。甲子園交流試合の智弁学園戦は10回5安打3失点、11奪三振で完投勝利。早くから「ドラフト1位候補」と言われるも、基本線は進学だった。兄が野球部でプレーした慶大のAO入試(自己推薦入試)を受験したものの、この日、不合格が判明。「落ち込んでいても仕方がない」と、プロ志望届を出すことを表明したのだ。在京球団のスカウトがこう言った。
「昨秋と比べて体重移動が良くなった。下半身をうまく使えるので球持ちが良くなり、球を打者寄りでリリースできるようになった。ひと冬越して球速、球威もアップしました。高校生投手では明石商の中森が1位候補ですが、高橋の方がスタミナがある。早大の左腕・早川や、走攻守と三拍子揃ってパワーもある近大の佐藤は競合必至なだけに、競合を避けて高橋を1位入札する球団もあるかもしれません」