巨人菅野を悩ます米コロナ禍の深刻さと金満球団の懐事情

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「行きたい気持ちは強いようですが……」

 巨人OBがこう言った。

 3日、巨人の菅野智之(31)がポスティングによるメジャー移籍を決断したことについてだ。

 早ければ、週明けにも申請手続きが行われ、米メディアはヤンキース、レッドソックスなどを移籍先の候補に挙げている。

 夢のメジャー挑戦へ一歩前進といったところだが、一方で菅野本人は残留も視野に入れているという。

「コロナ禍が足かせになっているのです」

 とは、前出のOB。

「菅野は以前から、この来るべき時に備えてやってきた。しかし、米国のコロナ禍は日本以上に深刻。1日あたり20万人規模の新規感染者が出るなど、過去最悪の状況です。今季は試合数が60試合に大幅縮小されたように、このままだと来年も試合数の削減や観客制限は避けられない。今季、メジャー挑戦した筒香や山口、秋山が苦労したように、腰を据えてプレーできないという懸念も拭えない。先が見通せない状況に不安を抱いているのです」

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