G菅野「急転残留」の現実味…コロナ、日本S惨敗が不安の種
「あとは本人次第とみています」
米国在住のメジャー関係者がこう言う。
今オフ、ポスティングによる米球界挑戦を視野に入れる巨人の菅野智之(31)。球団は菅野が希望すれば、ポスティングを容認することが決定的。すでに、ヤンキースやドジャースなどが本格調査を開始しており、菅野自身、ダルビッシュ有や前田健太が所属する米大手代理人事務所の「ワッサーマン・メディア・グループ」と代理人契約を結ぶといわれているが、前出の関係者は、「巨人残留も想定しています」と、こう続ける。
「今年はコロナ禍で米国の編成幹部が視察できていない。アジア担当のスカウトのリポート、過去に蓄積されたデータ、映像資料を基に評価をせざるを得ない。スガノは今年31歳。メジャー球団の中には『すでにポスティング申請した日本ハムのアリハラ(有原航平=28)の方が若くて長持ちしそうだ』とみている球団もある。今年はコロナ不況で球団の収入が減っており、米国内のFA市場ではバウアーやタナカ(田中将大)に加え、2018年に21勝を挙げ、ア・リーグのサイ・ヤング賞を獲得したスネルがトレード候補に浮上した。スガノの獲得に乗り出す球団はある程度の資金力があり、以前から熱心に追いかけているところに限られるのではないか。仮にスガノがポスティングを申請したとしても、想定以下の条件を提示された場合は巨人残留を選択する可能性を否定できません」