レッズ秋山 定位置確保はコミュ力とマインドセットが必須
レッズ・秋山翔吾(32)が日本時間22日、アリゾナ州グッドイヤーでメジャー2年目に向けて始動した。
デービッド・ベル監督はバッテリー組のキャンプ初日に、日本人外野手について「基本的に毎日、プレーすることになるだろう」と、昨季(54試合)以上に出場機会が増えると明かした。
もっとも、レッズはウィンカー(27)、アキーノ(26)、センゼル(25)ら外野手が豊富だ。指揮官は相手投手の左右によってオーダーを変える傾向がある。左打ちの秋山は相手が左腕の場合、ベンチスタートが多くなるかもしれない。
昨季、ナ・リーグのゴールドグラブ最終候補3人に残った秋山が定位置を確保するには、首脳陣とのコミュニケーションが欠かせない。去年はコロナ禍により、遠征先での外出は制限され、首脳陣や同僚と満足にコミュニケーションが取れなかった。
秋山は日刊ゲンダイの取材に「西武時代は不明な点や不安なことがあれば、すぐにコーチや球団の人に相談できたが、米国ではそれができなかった」と明かしている。渡米1年目で不慣れな米国の野球、現地での生活に何かと不自由を強いられたのだ。今季も遠征先では自由に外出は許されないものの、指揮官の考えを理解してプレーで具現化するためにも、できるだけ監督室のドアをノックする必要がありそうだ。