ロッテ田村龍弘が意地の先制打 負傷と加藤匠馬の台頭で出番激減も“青学閥”には負けられない
このまま「4人の中の1人」で埋没するわけにはいかない。
24日、先制タイムリーを含む3打数2安打1打点と活躍したのがロッテの田村龍弘(27)だ。今季は開幕からスタメンマスクをかぶるも、4月下旬に左太ももの肉離れで戦線離脱。約2カ月を経て、6月下旬にようやく一軍に復帰した。
しかし、受難は続く。ロッテは6月、中日からトレードで強肩捕手の加藤匠馬を獲得。54試合に出場するなど田村の先発マスクは激減した。
「青学大出身の加藤の獲得を希望したのは、同大学出身の井口監督。故障明けの田村の負担を減らす目的もあったでしょうけど、田村もこのままでは自分の居場所を奪われないかと危機感を抱いているそうです」(ロッテOB)
2018年は正捕手として143試合すべてに出場するも、一昨年、昨季、そして今季とケガ続き。井口監督はこの田村と加藤に加え、柿沼友哉(41試合)、佐藤都志也(58試合)による「捕手4人体制」を敷いており、不動のレギュラーとは言えない状況だ。