ロッテの逆転V託される佐々木朗希に“田舎の黒帯”がゆえの不安要素
優勝旗の行方は19歳の右腕に託された。
残り6試合、マジック5で首位オリックスを追う2位ロッテ。オリックスが今季最終戦の25日の楽天戦に勝利すれば、ロッテは2敗した時点でジ・エンドだ。
オリックスが楽天に負けるか引き分けなら、2敗はギリギリ許容範囲。それでもオリックスが引き分けなら、ロッテは2敗した時点で残り4試合をすべて勝たないと逆転Vとはならない。
その正念場で2度、先発が予定されているのが2年目の佐々木朗希(19)だ。23日の日本ハム戦に先発し、何事もなければ中6日で今季最終戦に登板予定。まさにチームの命運を背負っている。
佐々木はもっか3勝2敗、防御率2.51。後半戦に入ってからのピッチングは目を見張るものがあるとはいえ、不安要素がないわけではない。
■「講道館の黒帯」ヤクルト奥川にもプロの重圧
登板予定の23日と30日はいずれも日本ハム戦。7月9日に対戦し、プロ入り最多の被安打8、同タイの4失点で2敗目を喫した相手だ。自身のエラー絡みの失点もあり、良い印象などないはず。当時から成長著しいといっても、苦手意識を持っているとすれば危うい。