ホンダ新人左腕・片山皓心のドラフト上位評価が都市対抗まさかの初戦敗退でも変わらないワケ

公開日: 更新日:

「開幕戦で序盤に降板? それでも来年のドラフトで上位候補という評価は変わりませんよ」

 パのスカウトがこう話すのが、社会人野球ホンダのルーキー左腕・片山皓心(23)だ。

 11月28日の都市対抗開幕戦でJR東日本東北相手に先発。毎回走者を背負う苦しい投球となり、3回4安打1失点で降板となった。前年覇者のホンダは後続の投手も打たれ、初戦で姿を消した。都市対抗の優勝チームは3年連続で翌年初戦敗退と、「まさか」が続いている。

 ただ、これで片山の評価も急落かといえば、そうではないという。冒頭のスカウトが言う。

「彼を初めて見たのは今年の春。一目で『こいつはいいぞ』と思いましたね。内角、外角と狙ったところにズドンと投げ分けられるコントロールに惚れました。球速は140キロ台後半だが、左腕ならば十分。大きくタテに割れるカーブをはじめ、スライダーやチェンジアップのキレもいい。緩急自在の投手といった印象です。マウンド上でも堂々としており、新人どころかプロで何年もやっていそうな雰囲気もある」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???