酒を飲めない剛志から初めて飲みに誘われた夜の思い出

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「おまえはずっと一軍にいるやろ。今は監督とソリが合わんからアレやけど、剛志はずっとタイガースの顔でやってきたんやろ。でもオレは違う。上と下を行ったり来たりで、おまえになんとか追いつこうとやってきて、やっと一軍に上がって試合に出させてもらってる。ベンチで声を出せているだけでもありがたい。甲子園で野球がやれているだけでも幸せで楽しいんや」

 すると、剛志は真っすぐと僕の目を見てつぶやきました。

「ああ、その気持ちを忘れていた」

 そこから前を向くようになったのをよく覚えています。

■監督就任後、3回ほどコーチの打診が…

 今はあんな感じだけど、落ち込む顔を見せることもある、普通の人です。去年のトライアウトの前も「ふくらはぎやっちゃったんだよね」と言ってシュンとしていた。

 あとは、「ヒアルロン酸やめたほうがいいかな」とか「ちょっとまぶたが落ちてきたんだよね」とか。どっちかというとお肌の悩みが多かったですね。

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