マスターズ連覇かかる松山英樹 会場の改造は吉と出るか凶と出るか
最終日は手前のクリークにつかまるのをおそれたのと、トーナメントリーダーに立ちアドレナリンが出て、想像以上に飛んで失敗したのだろう。
今回の改造では、ティーマークを20ヤードほど後方に下げているが、ディフェンディングチャンピオンとして、攻めのゴルフができ、まさに20ヤード近くもオーバーした昨年の経験を生かせれば、むしろこの改造は松山にとってはプラスになる可能性もある。
ただ、なにより13番パー5の改造されたティーイングエリアが使用されないことが、松山にとっては大きいといえるかも知れない。このホールは、松山の距離感と合っており、昨年は初日バーディー、2日目パー、3日目イーグル、最終日バーディーとし、このホールだけで4日間4アンダーと相性がいい。
松山の優勝スコアは10アンダーだから、このホールの距離が50ヤード前後も長くなるとしたら、2連勝も難しくなるのかも知れない。
いずれにしても、総距離7510ヤードになった会場で開催される今年のマスターズ、松山の連勝を期待したいものだ。
(ゴルフライター・吉川英三郎)