マスターズ連覇かかる松山英樹 会場の改造は吉と出るか凶と出るか
かつて、名手ベン・ホーガンが、「私がこのホールで2オンするのを見たのなら、私はセカンドショットをミスしたということだ」と語るように、グリーン手前に落として、3オン1パットを狙うというのが常道だ。
今回の改造では、ティーマークを左15ヤードほど後方に下げて、さらにフェアウエーの右サイドの樹木を一部伐採。フェアウエーの輪郭を変えて、出場選手にグリーン右サイドからアプローチさせるように仕向けている。
距離延長はわずか15ヤードだが、左ドッグレッグをショートカットすることが難しくなり、20~30ヤードは実質的に延びた感がある。
3オン1パットが本来のホール攻略法であり、オリジナルなデザインを取り戻そうという意図があるのだろう。
15番パー5は昨年、松山が最終日セカンドショットをグリーンオーバーさせて奥の池に転がり落とし、ボギーを叩いたホールだ。
松山は15番で2日目バーディー、3日目イーグルを決めたが最終日のボギーで、このホールは4日間2アンダー。