西郷真央が今季2勝目も飛ばしすぎは禁物…春先好調のプロを待つ「6月の試練」
【アクサレディス】最終日
開幕戦でツアー初優勝の西郷真央(20)が、「2勝目は難しいと聞いていたから、早めに達成できてホッとしている」と、5バーディー、1ボギーの68で回り2勝目を挙げた。出場した4試合はすべてトップ10と勢いがあった。
大会は2日目が荒天のため中止になり、36ホールの短期決戦に。
「後半になって上位争いがダンゴ状態になり、1つのボギーで大きく順位が落ちてしまう。最後の数ホールは緊張したけれどボギーを打たなくてよかった」(西郷)
女子ツアーは今季から賞金ではなくポイントでランクを決め、西郷は3日間大会優勝の200ポイントを上乗せしてランク1位(621.20ポイント)に立つ。昨季賞金ランク4位資格で、初めてメジャーの全米女子オープン(6月2日開幕)に挑戦するが、そこで勝てば4倍の800ポイントを上積みできる。
■メジャー大会も不安材料
「春先好調なプロは、オフの練習や、体を仕上げてきた成果が出ている。お尻が大きく、どんなトレーニングを積んだのかがわかります。ただ、開幕から3カ月も経つと転戦疲れから体はまた細くなり、再度トレーニングして鍛え直す必要があります。西郷の場合、ちょうど全米女子オープン出場とタイミングが重なるので心配です」とは、女子プロを指導するトレーナーだ。