首位T発進の原英莉花 ジャンボ尾崎から教わっていること

公開日: 更新日:

【スタンレーレディスレディス】

 女子ツアーで原プロといえば、古くからのファンは原江里菜(30)を思い浮かべるだろうが、もっか売り出し中は原英莉花(19)の方だ。この日は10番から原先輩の1組前でスタート。5バーディー、1ボギーの4アンダーでトップタイ(他3人)に並んだ。

 湘南学院高(神奈川)を卒業し、今年2度目のプロテスト挑戦で合格。173センチ(58キロ)の長身から放つ260ヤードのドライバーが武器で、3年前から尾崎将司(71)の指導を受けている。

 ツアー記者が言う。

「原はジャンボの弟子ですが、直接指導を受けることはまれです。ジャンボの自宅の敷地内にある練習場で打ったり、一緒にコースを回っても、技術的な細かいアドバイスはほとんどない。自分で考えるきっかけを与えてもらえるぐらいです。スイングについては、マネジャーで時にはキャディーも務めるジャンボの長男、智春さん(47)が面倒を見ている」

 原は先週の日本女子オープンで予選落ち。すぐに尾崎邸へ向かいボールを打ったそうだが、「ジャンボさんからアドバイスはなかった。調子が悪いという話をしたら、正面から見て無言で立ち去って(笑い)。(ジャンボさんには)本当にどうしようもない時は聞くんですが、『は?』って感じで返ってきます(笑い)。調子が悪いから聞くというよりは、こういうときはどうすれば良いのかという質問の方が答えてくれます」(原)。

 かつてはゴルフ界の一大勢力だったジャンボ軍団もメンバーの高齢化で自然消滅した。大型新人の呼び声が高い原が活躍すれば、全盛期のジャンボを思い出すファンもいるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇