準決勝の相手メキシコ 侍Jを脅かす「エンゼルスの刺客」と「レイズのクラッチ打者」の実力
メキシコのエース格である左腕はローテに定着した昨季、6勝(9敗)ながら防御率2.91をマーク。昨年8月19日のタイガース戦では自身初の「マダックス」(100球未満の完封)を成し遂げるなど、成長を見せた。更なる飛躍を期待される今季は、すでに開幕投手が内定している大谷に次ぐローテの2番手を務める。
シーズン中はベンチで大谷に寄り添っており、昨季途中にはスライダーに関してアドバイスされ、終盤戦の安定した投球につなげた。
メキシコ打線を牽引するのはキューバ出身でレイズの主砲ランディ・アロザレーナ外野手(28)。短期決戦に強く、20年のポストシーズンでは10本塁打を放ってプレーオフ最多本塁打記録を更新。今大会は1次ラウンドで14打数7安打9打点と勝負強さを発揮している。