WBC決勝Rの舞台はメジャーで3番目に広い球場…打者不利で侍ジャパンはどんな影響が?
WBCの準決勝、決勝は米フロリダ州にあるマーリンズの本拠地・ローンデポパークで開催される。
2012年に誕生したこの球場は開閉式の屋根を備え、グラウンドは天然芝。夏季のハリケーンに耐えられるのはもちろん、21年まではネクストバッターズサークル付近の壁にアクアリウムが設置されるなど、個性的な球場としても知られる。
「マーリンズは貧乏球団。そんな懐事情が色濃く表れている球場でもあります」とは、マスコミ関係者だ。マーリンズの昨季の平均観客数は1万1204人で30球団中ワースト2位。年俸総額は約90億円で26位だった。
「メジャーは投手よりも野手の年俸の方が高い傾向にある。長いこと人気薄で金欠に喘いできたマーリンズです。野手の年俸を抑えるため、球場の面積を広くして造ったのがローンデポパークなのです。そうすることでチームからホームランバッターが生まれるのを回避したのですよ」(前出のマスコミ関係者)
左翼105メートル、左中間118メートル、中堅124メートル、右中間119メートル、右翼102メートルで、合計した数字は30球団の本拠地で上から3番目。広い球場は侍ジャパンにどんな影響があるのか。