全米女子OP直前まで国内大会出場→慌てて渡米「本気度」への疑問…先乗り組との思惑の違い
「昨季年間女王の山下や、昨年のエビアンで3位になり、来季の米女子ツアーを目指している西郷などは全米で上位を狙っている。余裕を持って渡米し、月曜日から練習ラウンドを行うはずです。岩井姉妹以外でこの大会に出ている選手の中には、早々に現地入りするより、国内で賞金やポイントを稼ぎたい者もいるでしょう。それに小祝さくらの例もありますから」
昨年の全米女子OPに出場した小祝は、直前の国内大会で優勝。月曜日に慌てて渡米したものの、米国で戦う畑岡や渋野らを含めて15人が参戦した日本勢で最高成績の20位だった。
「小祝はコロナ禍で行われた2020年の全米女子OP(12月開催)に出場した際、年内の国内ツアーが終わっていたので前週の土曜日に現地入りしたが、時間が余ってしまい、開幕まで困ったと漏らしていた。その経験から昨年は時差ボケ覚悟で強行日程を組み、結果を残した。その話を聞いている選手もいるかもしれません」(前出の関係者)
米女子ツアーを主戦場とする畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子、笹生優花、勝みなみは、当然優勝を狙っているだろうが、今年は国内の強行日程組に負けるわけにはいかない。