春夏通じ初出場「東京学館新潟」が新潟“3強”の牙城を崩した秘密 旅川佑介監督に聞いた
「どうやって崩したか……。これまでも力があった年や世代はあったんです(19年に県大会準優勝、北信越大会でも2度の準優勝)。でも、なかなか壁を抜けきれませんでした。今年の生徒たちは例年に比べてものすごく力がある、というわけでもないのですが、どうにかして“壁”を打ち破ろうという気持ちがすごく強かったと思います。その気持ちで、最後、抜け切った、という感じです」
──選手の大半が県内出身で、その約半分が軟式野球出身者。スカウティングに苦労しているのでは。
「基本的に部長らが県内の選手を見て回ってくれて、私がその話を聞いてから再度チェックをして、声をかけるという手順でやっています。ウチは県内でも、中学球児たちの第一候補になるような学校ではありません。それでも、今来てくれている子たちは東京学館新潟で野球をやりたい、と集まってきてくれました」
■練習は基本重視、精神的にキツイと思います
──県外でのスカウトは。
「今は長野出身の選手が4人います。最初の生徒が東京学館新潟を志望してくれて、その後輩たちが入ってきてくれた形です」