オリックスが苦手の西武を今年はカモに ヘッドコーチも認める「元正捕手」森友哉の貢献
狩られる側が狩る側にーー。
オリックスが6日、西武に9-0で勝利。二回に若月の適時打で先制すると、その後も打線は断続的に点を取り続け、終わってみれば12安打の猛攻だった。
今季のオリックスは西武にめっぽう強い。対戦成績は12勝5敗。貯金を7も稼ぐなど、すっかりカモにしている。さらに本拠地京セラドームでは6勝2敗、敵地ベルーナドームでも6勝3敗。地の利があろうがなかろうが、関係なしと言わんばかりだ。
しかし、昨季はそうでなかった。対西武戦は11勝14敗。ホームでは6勝6敗とタイに持ち込んでいたものの、ビジターでは5勝8敗と苦手にしていた。特に打線が振るわず、チーム打率.217と西武投手陣に蹂躙されていた。
それが1年も経たずに立場が逆転。大きな要因のひとつが、昨季まで西武の正捕手を務めていた森友哉(28)のFA移籍だろう。西武戦では打率.267と活躍しているわけではないが、元正捕手が持つ投手陣の傾向やデータなどが、チームのプラスになっているのは間違いない。