大谷翔平はエンゼルスからのQO拒否…移籍“短期契約”狙いの裏に3つの思惑

公開日: 更新日:

契約期間短縮で広がる球団の選択肢

 大谷サイドが短期契約を受け入れれば球団の選択肢は広がる。総額500億~700億円を払う余裕のない球団でも、契約期間が短縮されて負担が少なく済むなら獲得のハードルは下がるからだ。

 今季は、チーム総年俸が約170億円で30球団中21位のダイヤモンドバックスが22年ぶりにワールドシリーズ進出。100億700万円で同29位のオリオールズがヤンキース、レッドソックスなどの金満球団を抑えて9年ぶりにア・リーグ東地区を制した。資金力とチームの強弱が比例するとは限らない。

 勝ちに飢えている大谷が二刀流継続の他に望んでいるのは、ポストシーズン進出。今季のダ軍やオ軍のようなチームでプレーすれば「ヒリヒリする9月」を過ごしたうえに、二刀流としてプレーできる可能性もあるのだ。

 大谷は史上最高年俸の短期契約を手にし、二刀流復帰に励みながら、チャンピオンリングを目指すことになるかもしれない。

 その大谷は日本時間15日、FA選手に提示されたクオリファイングオファー(1年約30億5000万円)を拒否した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか