楽天FA松井裕樹がメジャーで大争奪戦のナゼ? 契約規模は「3年37億円」とも
メジャーで意外な人気……と言ったら本人に失礼か。
昨8日、楽天の松井裕樹(28=写真)が海外FA権の行使を表明。「田中将大さんと自主トレをして、刺激を受け、(メジャーへの)夢を抱いた」と会見で話した。
松井は今年のWBCでも、メジャー使用球と同じWBC公式球に苦戦。174センチ、74キロと小柄で体力不足も懸念するメジャースカウトもいる。
が、そうした声とは裏腹に大争奪戦の様相を呈している。カブスやレッドソックス、パドレス、カージナルスなど複数球団が獲得に乗り出すという。
大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏は「左のセットアッパーという位置づけなら需要はいくらでもあります」と、こう続ける。
「今のメジャーは全体的にリリーフ左腕が手薄。松井を欲しい球団は10は下らないのではないか。特にカージナルスは先発も中継ぎも投壊し、ナ・リーグ西地区最下位。こちらは右腕だが、かつて阪神の抑えだった呉昇桓が活躍したように、NPB経験者への評価も高い。リリーフ左腕のムーアを放出したエンゼルスだって松井を欲しいはず。複数球団による争奪戦に発展するのは必至。3年総額2500万ドル(約37億円)規模の契約を勝ち取る可能性もあります」
FAランク1位、2位の大谷翔平や山本由伸も驚くくらいの“引き”がありそうだ。