FA大谷翔平に熱烈ラブコールの裏で…ナ・リーグ老舗カブスが抱える切実チーム事情

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 各球団の編成担当者、選手の代理人らが集まる恒例のGMミーティング(アリゾナ州スコッツデール)が日本時間10日に終了。体調不良を訴える関係者が続出したため、予定を1日前倒しで幕を閉じた。

 GM会議ではエンゼルスからFA大谷翔平(29)、オリックスからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す山本由伸(25)の話題で持ちきり。今オフ、最大の目玉である大谷を巡っては依然としてドジャース移籍が有力視される中、ナ・リーグ中地区の老舗球団が待ったをかけた。

■編成トップが「DH補強は最優先事項だ」

 GM会議2日目の9日、カブスのジェド・ホイヤー編成本部長は「(中心打者の)ベリンジャーがFAになったので、DHの補強は今オフの最優先事項だ」と断言。2017年オフには、日本ハムからポスティングで米球界移籍を目指した大谷との最終面談に残った7球団のうちのひとつだけに「時計の針を戻してもう一度、アタックしたい」と獲得を示唆した。

 ドジャース同様、カブスもメジャー有数の資金力を誇る。史上最高額が予想される大谷獲得資金を用意するのは十分、可能だ。編成トップがラブコールを送ったのは、戦力として評価していると同時に切実な事情を抱えているからでもある。

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