ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも
ドジャース山本由伸(25)に思わぬ横やりが入った。
14日のジャイアンツ戦。初回を投げ終えてベンチに下がる際、ハドソン主審に呼び止められ、通常の異物検査を受けると、グラブを入念にチェックされたのだ。
同主審の説明を受けたロバーツ監督は試合後、「グラブの白いナイキのロゴについてだった。許容範囲かどうか事前に教えてくれた」と、特に問題はなかったと明かした。
MLBの規定で、投手は白やグレーのグラブの使用を禁じられている。ボールと重なって相手打者が見えずらくなるのを防ぐためだ。大リーグ機構は2021年、それまで黙認してきた投手による粘着物質使用を禁止し、昨季開幕前にはグラブも含めたルール徹底を図るよう全30球団にあらためて通達した。
今回は不問に付され、由伸は二回以降も同じグラブを使用し続けたものの、マウンドでの疑わしい行為はご法度だ。
ただでさえ、由伸はマウンドで不正投球を疑われそうな行為が少なくない。依然として滑りやすいメジャー公式球への対応に苦戦しているのだろう。新球を受け取り、ボールをこねるだけならまだしも、時には数球投げた後にも、必要以上にボールをこねくり回すこともある。