スタンフォード大・麟太郎のメジャースカウト評価は課題山積…ド軍指揮官からも耳の痛いアドバイス
佐々木の入学が決まった際、「打力があるのは間違いない。中軸を担ってもらいたい」と高い期待を口にしたエスカー監督の下で基本からやり直すことになりそうだが、
課題は守備や走塁だけに限らない。
佐々木は数年後、メジャーのドラフト指名を目指しているものの、売りであるはずの打撃に関しても、メジャースカウトがこう言うのだ。
「メジャーではセンターラインを守る選手以外、打撃が最優先される。ナ・リーグにもDH制が採用され、打つだけの選手にもチャンスが広がったとはいえ、世界を見渡せば、麟太郎のようなパワーだけの選手はいくらでもいる。DeNAに復帰した筒香も高校時代は69本を放って将来を嘱望されたが、内角の速球が打てなくてメジャーでは通用しなかった。おまけに鈍足だけに、メジャーからドラフト指名されるには課題は山積みです」
米国は高カロリーな食べ物が多く、体重113キロからの減量も不安だ。
「マイナーが縮小された21年以降、各球団ともドラフトで指名できるのは20人程度。門戸自体が狭いだけに、大学でレベルアップを図れなければ、メジャーのスカウトから見向きもされない可能性もある」とは前出のスカウトだ。