「学業は?」「裏口入学は?」…麟太郎が進学 米スタンフォード大をQ&Aで徹底解説【後編】
高校通算140本塁打の佐々木麟太郎(花巻東=岩手)は、米スタンフォード大へ進学することが明らかになった。
勉学とスポーツにおいて世界最高峰の環境であることは疑いようもないが、学業と野球の両立はできるかなどの懸念は少なくない。米球界の事情に詳しい野球文化学会会長で、名城大准教授の鈴村裕輔氏に話を聞いた。(【前編】からつづく)
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Q. 学業面での心配は?
A. 米国の大学はリポート提出やディスカッション(討論)が多い。リポートは短いものでも、英単語1000個から2000個ほど。もちろん、それを書くためにはいくつもの論文や文献を読む必要がある。ディスカッションでは手を挙げて、何でもいいので自分の意見を言うことが大事。日本人的な奥ゆかしさで挙手もしない、何もしゃべらないだと、それこそ授業に出席していても“いない”扱いをされます。それこそ「今日は良い天気です」でも、言わないよりはマシです。試合などで遠征する際も、オンラインで講義に出席しなくてはいけないケースもあります。